ニュースレターのレイアウトについて。
実際に作る時どのコンテンツをどう配置するのか

ニュースレターを作る時のレイアウトはどう考えれば良いか

ニュースレターを自分で作りたい人が、おそらく最初に迷うものの一つに、レイアウト設計が挙げられます。 コンテンツの内容だけでなく、それを紙面のどこに載せるべきなのかまで考えなければ、ニュースレターは出来上がりません。

とはいえ、どんなレイアウトにしたら目を引くのか、初めて作る場合は見当がつかない人も多いはずです。 この記事では、ニュースレターを作る際の基本的なレイアウトの考え方について、A4紙をベースにした場合を例にとりご紹介します。

A4紙の基本的なニュースレターのレイアウト

紙面でのニュースレターは、A4紙サイズが一般的です。
どんな大きさのプリンタでも刷りやすく、用紙も比較的手に入りやすいため、自力でニュースレターを発行する場合は理想的な大きさと言えます。

レイアウトを検討する際は、A4紙一枚の区画を細かく分けるイメージで、どんなことを書くのかスペースを決めていきます。 以下に、基本的なスペース分けのイメージについてご紹介します。

まずは全体を12ブロックに等分する

ニュースレターは、どんなレイアウトにしても自由なのですが、読んでいて違和感を持たれない黄金比のようなものは存在します。 それをイメージするには、A4紙を縦2等分・横6等分の計12ブロックに分けると分かりやすいでしょう。

ちなみに、A4紙の縦横の長さは【縦297mm・横210mm】なので、縦は49.5mm×6、横は105mm×2と計算できます。 作り慣れたら自由な割り振りで問題ありませんが、まずは基本的なパーツ感を押さえた上でレイアウトを考えると、次回以降の発行が簡単になります。

タイトルはトップの2/12を使う

ニュースレターのタイトル部分は、トップの2/12を使います。
2列1行を使うので、長さ的には49.5mm×210mmとなります。

タイトル部分には、ニュースレターの名前を書きますが、それだけだと情報としては不十分です。 これから継続的な発行を予定しているわけですから、発行日もしくは発行月を書いておき、複数店舗があるなら発行店の名前も記しておきましょう。

特定の発行月日が決まっていない・あるいは決められる状況ではないなら、号数(第○号)としてもOKです。 要するに、定期的に発行していることが分かればよいので、文章のトーン次第では「第○話」とか「○発目」などでも問題ありません。

ちなみに、製作スタッフが持ち回りの場合は、スタッフ名も書いておくと知名度アップに貢献します。 コーナーごとに執筆者が異なるのであれば、監修者の名前でもよいでしょう。

あいさつ文は2/12を使い、豆知識と並べる

タイトルの次は、お店からのあいさつ文を載せるのが鉄板です。
ニュースレターはお客様とお店をつなぐツールですから、前回の発行からどんなことが起こったのか・最近巷でホットな話題は何かを考えて、文章を書いていきましょう。

また、あいさつ文に使うスペースは、タイトル部分を除いた2/12のブロックを使います。 1列2行を使うので、長さ的には90mm×105mmとなります。

あいさつ文を書くことで、各月や春夏秋冬の季節感が出せますし、お店で起こったことを知って読者が親近感を感じやすくなります。 書いているスタッフの性格や感性が分かる文章だと、より効果は高くなるでしょう。

ポイントは、季節感にスタッフの普段の生活をプラスして、文章を書くことです。 ただ、長く書くと逆効果になってしまうので、100文字程度に抑えておきましょう。

豆知識はあいさつ文のとなりに配置する

あいさつ文のとなりには、商品や普段の生活に関する豆知識を配置することをおすすめします。 こちらも1列2行を使うので、あいさつ文と同じく90mm×105mm(2/12)のスペースを使います。

具体的な豆知識の内容としては、レシピ紹介・地域情報・健康知識などが鉄板です。 お店でイベントを行う場合は、そちらを紹介するのもベターです。

おすすめの書き方としては、カレンダーを作って、日ごとに情報を載せていく方法があります。 地域情報やイベントが書かれたカレンダーは、読み手に対する情報共有の面で効果が期待できますし、一度フォーマットを作っておけば作る際の手間も省けます。

スタッフおすすめやお客様の声、新商品紹介は4/12を使う

ニュースレターのキモとなる部分は、スタッフ紹介やお客様の声・新商品紹介など、お店に関する情報を読者に提供できる部分です。 そのため、あいさつ文や豆知識の下、2列2行の4/12をぜいたくに使います。

ニュースレターを定期的に持ち帰る常連客や、郵送で毎月ニュースレターを受け取っている読者は、新しい情報を求めています。 特に、季節限定商品・新商品の情報はホットなので、あいさつ文や豆知識の内容とリンクして紹介できるとベターです。

実際に掲載する商品は、できるだけ自信のあるものに絞りましょう。
スタッフが「これだけはオススメしたい!」と強く紹介することで、訴求力を高められます。

すでに購入者がいるロングセラー商品を紹介するなら、お客様の声を載せるのも効果的です。 可能であれば、開発の経緯を付け加えると、商品の魅力を増すことができます。

残った部分は店舗情報に充てる

残ったスペースは、ニュースレターの発行元である店舗情報を載せます。
具体的には、以下の情報を掲載しておくのが無難です。

なお、ニュースレターはお店を利用してくれた人向けの発行物なので、基本的に地図情報は不要です。 また、情報は固定なので、一度作ったら繰り返し利用できます。

自分で作るのが難しい場合はどうする?

基本的なレイアウトについて理解できても、いざ自分で作ろうとすると、うまくできないケースは珍しくありません。 ニュースレターは文章だけでなくデザインも要求されるので、デザインに苦手意識を持っている人にとっては大変な作業でしょう。

そういった場合、必ずしも基本に忠実である必要はありません。
イラストや図を自分で書き加えなくてもよいデザインを考えたり、すでに出来上がっているレイアウトを採用したりすれば、その分制作の手間が省けます。

新聞・お便り風などシンプルなデザインにする

ニュースレターは、イラストや図・写真があると読者の理解を早めることができます。
しかし、必須というわけではないので、新聞のように文字で統一したり、温かみのある文字で内容をまとめたお便りを作ったりすると、それはそれで1つのデザインとなります。

どこに何を書くのか、内容のレイアウトだけ決まっていれば、あとは文章だけでもよいと考えると、気が楽になる人は少なくないはずです。 もちろん、読みやすいフォントを考えるなどの工夫は必要ですが、必ずしもデザインにこだわらなくてもよいと考えると、制作のハードルが低くなるのではないでしょうか。

テンプレートを活用する

ニュースレター向けのテンプレートを探すと、無料でもそれなりの種類が見つかりますから、すでに出来上がっているテンプレートに文字を打ち込んでいくという方法もあります。

複数のテンプレートを使えば、いつも同じレイアウト・見た目になることを避けられますから、季節ごとにデザイン・レイアウトを変えたい場合に役立ちます。

プロに依頼する

自分で色々と試してみたものの、納得のいく仕上がりにならず悩んでいる人は、プロに制作を依頼する方法もあります。

自作するのに比べて料金こそ発生してしまうものの、自分の希望するデザインが実現できるだけでなく、本文作成も代行してくれるサービスも選べますから、制作にかかる手間や人員を大幅に削減できるのがメリットです。

また、自分で作っていくとなるとどうしてもこれでいいのか、効果が出るのか?と疑心暗鬼な状態のままで進めていくことにもなります。 時間をかけて作って、スタッフにも協力してもらい、いざ効果のないニュースレターが出来上がるくらいなら、最初からお金を払ってプロに依頼をし、しっかりと効果を出す方が結果的には遥かに費用対効果が良いという結果もありえます。

自分たちの考え、予算感、デザインやコンテンツ作成力などのスキルなど総合的に見て、どうしていくかを考えてみるようにしましょう。

このコンテンツのまとめ

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以上、ニュースレターのレイアウトについてご紹介してきました。

ニュースレターによる集客は、デザイン以上に「継続」が何よりも大切です。 基本的なレイアウトでも、継続することで読み手に安心感を与えられますから、まずはスタンダードなレイアウトを使いこなすことを意識しましょう。

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