ニュースレターの作り方を徹底解説。
何をどう書いていくのか作成のポイントと注意点

ニュースレターの作り方。書き方や作成のポイントと注意点

数ある営業ツールの中でも、安定した集客を実現する上で、ニュースレターは高い効果が期待できるツールです。 しかし、継続することが前提のツールのため、作り方・書き方などを押さえていないと、効率的な制作は難しいでしょう。

リソース不足や反応の鈍さなどを理由に、あとちょっとで成果が出そうなのに辞めてしまうのはもったいないことです。 この記事では、ニュースレター発行をあきらめないための技術として、作成のポイントや注意点などをご紹介します。

読んでもらいたいターゲットを決める

ニュースレター作りのスタートラインは、自社のニュースレターを「誰に読んでもらいたいのか」考えることから始めると効率的です。 自社の伝えたいことばかりを優先すると、自己満足で終わってしまうおそれがありますから、ターゲット作りは最初の課題と言えます。

ベースとなるのは既存の顧客

自店舗に配置したり、顧客名簿に載っているお客様に配布したりするニュースレターは、原則としてリピーター確保向けのツールです。 既存の顧客に対して伝えたいこと・教えたいことをまとめる要素が強いため、紙面の多くは既存の顧客向けに構成した方がよいでしょう。

発行のタイミングは会社・店舗により異なりますが、季節ごと・月ごとのタイミングが一般的でしょう。 自社で取り扱っている商品のニーズに合わせて、発行のタイミングを検討したいところです。

例えば、こだわり石けんを販売しているお店の場合、試用期限は3年が目安と長いものです。
使い方次第で持ちも変わるので、1~2ヶ月単位で購入するお客様とまとめ買いするお客様では、ニュースレターを読むタイミングが異なります。

両方のケースに合わせて発行できるなら最高ですが、顧客の嗜好に合わせて別のニュースレターを用意するのは、あまり現実的ではありません。 よって、比較的訪れるスパン・購入されるスパンが多いお客様に合わせて、発行のタイミングを考えるとよいでしょう。

新規の顧客向け情報も盛り込んでおきたい

残念ながら購入には至らなかったお客様であっても、お店に訪れてくれたお客様に変わりはありませんから、情報提供する機会があれば次回のチャンスにつなげたいところです。 ご近所の方へのポスティングを検討している場合にも、ニュースレターが役に立ってくれる場合があります。

その意味で、配布するニュースレターに関しては、新規の顧客が読んでも価値のある情報を盛り込むべきです。 新商品の情報だけに限らず、商品の正しい使い方や地域イベントのお知らせ・近隣おすすめ店の情報など、読み手にとって知りたい情報を載せることを意識しましょう。

ただし、店舗を訪れた人以外・不特定多数に送ることを検討している場合は、おすすめ店の住所などを載せる際に許可を取ることを忘れないようにします。 もちろん、取材は自社スタッフが行うことが前提です。

「顧客が顧客を呼ぶ」クオリティを目指す

ニュースレターは、直接的な営業ツールではなく、あくまでもお店のこと・会社のことについて時間をかけて知ってもらうためのツールです。 お店と顧客との間だけでやり取りが行われるとは限らず、顧客の手を離れたところで反響を生む可能性もあるのです。

場合によっては、自社のニュースレターを毎号ファイリングしている取引先が、別の取引先向けに読み物として提供している状況も考えられます。 読み物として成立しているニュースレターには、それだけの効果が期待できますから、クオリティを高める努力は常に継続する必要があります。

とはいえ、雑誌や単行本レベルの、プロの文章力が求められるものではありません。
法律事務所が法的措置に関する解説記事を執筆するなど、専門性をベースにした情報を定期的に載せるだけでも、読者にとっては興味深い情報となるはずです。

ちなみに、クオリティというのは内容だけでなく、紙の品質や印刷の美しさも対象となります。
特に、デザイン事務所など写真・画像の質が重要になる業種では、そういった細かいところもチェックされていますから注意しましょう。

ネタを決める

読んでもらいたい相手のイメージがわいたら、次は何を書くべきかを具体的に考える段階に進みます。 いわゆる「ネタ探し」の段階に移行するわけですが、具体的なネタの種類としては、大きく分けて以下の3つをベースに探すとよいでしょう。

新しい情報

時事情報に限らず、自店舗のことであっても、新しい情報というのは一定のニーズがあります。
チラシの場合は特売情報となりますが、ニュースレターはそこまで直接的な情報は原則として選びません。

具体的には、これから登場する予定の商品・サービスの紹介や、業界内での新しい出来事にフォーカスして情報提供するのが基本です。 お客様からアンケートをとって、その結果を発表するのも、ある意味では会社・店舗の時事ネタを公開していることになります。

複数の使い方が想定される商品について、アンケートから新しい使い方を学ぶお客様がいれば、それが商機を生むこともあります。 発行のタイミングごとに新鮮な情報を提供することが、顧客を飽きさせない秘訣の一つです。

便利情報・お役立ち情報

顧客とお店との間には、商品・サービスに関する知識に大きな差があります。
そこで、プロの目線から便利な・役立つ情報を提供することで、正しい価値基準を顧客に植え付けることができます。

ある石けんメーカーでは、石けんと合成洗剤の違いについて、代表取締役自らが冊子に登場して警鐘を鳴らしています。 直接的に石けんの良さをうたうのではなく、なぜ石けんが身体に良いものと言えるのか、科学的根拠や利用者の声などを踏まえ、情報発信をしているのです。

この知識は、仮にその石けんメーカーの商品が買えない状況になってしまったとしても、他の石けんを選ぶ際に役立ちます。 そして、生活を豊かにする情報を惜しげもなく発信する企業・店舗に対して、顧客は信頼度を高めることでしょう。

自己開示

親近感を強めるアプローチでネタを探すなら、自己開示情報を掲載することを考えてみましょう。 こちらは、自社の主張や信念にこだわることなく、どちらかというと会社・お店の普段の姿をアピールすることがポイントです。

こういった情報をニュースレターに盛り込むことで、顧客の理解を深めるのが、自己開示情報です。 ただし、個人情報を誤って掲載しないよう注意しましょう。

構成を固める

届ける相手、書くべきことが定まったら、今度はどうやって表現するのか構成を考えます。
ニュースレターに掲載できる情報量は限られていますから、レイアウトや文章・写真などのバランスを考えましょう。

レイアウトを決める

ニュースレターのサイズは、一般的にA4サイズが基本です。
そのため、A4紙のどの場所に何を書くのか、具体的なレイアウトをイメージする必要があります。

タイトルは上部・お役立ち情報は中ほど、会社情報は最後など、自社なりのコンテンツ配分を考えて制作しなければなりません。 その上で、限られたスペースに必要な情報が載るよう、バランスを考えていきます。

文章やイラスト・写真などを用意する

レイアウトのバランスを考慮するにあたっては、出来上がっているパーツがどのくらいのボリュームなのかを把握することが大切です。 具体的には、掲載予定の文章・イラスト・写真をチェックして、各レイアウトに載せられる配分を検討していきます。

制作する場合は、PCを使った作業になると思いますので、あまりにボリュームが大きいパーツがあると、すぐに掲載できる範囲を超えてしまいます。 一部に手作業を加えるとしても、紙面を極端に占有するパーツがないようにしましょう。

校正・確認する

一通りパーツを組み合わせたら、今度は内容に誤りがないか確認し、何か問題があれば修正します。 誤字・脱字は、フォントによっては気付きにくいこともありますから、できるだけ分かりやすい・読みやすいフォントを選んでおきます。

掲載写真とその説明が間違っていないか、科学的根拠の事例に誤りはないかなど、文章そのものの正当性も確認します。 また、内容が難し過ぎないかどうかも注意して読み進め、印刷する段階では誰が読んでも理解できるレベルになっているかチェックしましょう。

このコンテンツのまとめ

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以上、ニュースレターの作り方・書き方について、作成のポイントや注意点についてお伝えしてきました。

ターゲット絞りからネタ作り・構成確認まで順序よく進められると、制作の負担が軽くなります。 回数を重ねていくうちに作業効率は上がるはずですが、基本の順番は忘れないよう心掛けましょう。

オススメのニュースレター作成代行会社

ニュースレターを作成させるためのポイントは「クオリティ」と「継続性」にあると言っても過言ではありません。“質の良いニュースレターを、毎月発行できるかどうか”がポイントです。しかし、実際はこれが難しく本業が忙しい店舗の方が独自で毎月発行というのはハードルが高いのも事実です。

そんな時は、作成代行のプロへの依頼も1つの手で、実際それでうまく行く事の方が多いと言えます。
但し、作成代行会社の正しい選び方を知らないと、何のために依頼したのか…と失敗の元になりますので、しっかり作成代行のプロの見極め方も知っておきましょう。 ニュースレター作成代行の選び方・見極め方の極意(準備中)

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